【ベースラインの作り方】1.C Jam Blues



自分でベースラインを作っていく方法をジャズの定番曲《C Jam Blues》を使って解説していきます!


まずは王道のブルースから見ていきます。

ブルースの特徴は基本は12小節のコード進行の繰り返しとなります。

定番のコード進行なのでジャムセッションや初顔合わせの時などに頻繁に演奏されます。


またトニック、サブドミナントがセブンスコードに変化しており

この場合のセブンスはドミナントではなくトニックの機能を持っていると言えます。





【C Jam Blues】




【コードトーンの確認】


《この曲で出てくるコード》

ベースラインを作る上では、コードトーンがとても重要です!


それはコードの構成音なので一緒に演奏しているピアノやギターの人が

これをいっぺんに鳴らしてコードを弾いています。

だからすでに鳴っている音を、分散して弾くような形になるんですね。


絶対に安心する響きを持った音、つまりベースラインでもソロでも使える万能な音です!


なので何かの曲をベースで弾く時は、必ずコードトーンを確認しておきましょう。

何曲もやるうちに深く考えなくても、すぐ思い浮かべられるようになっていきます。


スケールはコードトーンの間の音をルールに従って埋めたものになりますので、コードトーンの方が重要性が高いです!


ベースでコードトーンを覚える場合は、指の形で覚えてしまうととても楽になります。

もちろん音名からも理解できた方が良いですが、形で覚える事で相対化させる事が出来ます。






【ベースラインを作ってみよう!】



ベースラインを作るときは、コードに対して自分が弾いた音がどのようにサウンドしているのかを確認していく事が大切なので、バッキングトラックの上で弾いてみましょう!


私はiReal Proというアプリを使っています。iPhoneやiPadだけでなくAndroid対応版もあります。




こちらが譜面の音源となっております。


  • 最初は1の譜例
  • 25秒から2の譜例
  • 49秒から3の譜例




1

最初はルートと5度の音を使って作っていきます。

これだけでも十分に曲のベースラインとして使えます!



2

ルートと5度に3度を加えていきます。

より滑らかな音の繋がりになり、メロディアスなベースラインになりました。


3

コードトーン全てを使った、4Beatのベースパターンです。


8小節目の最後の音C#(ド#)は、次の小節の頭にあるD(レ)の音に繋げる経過音となっています。

経過音を使う事で、コードトーン以外の音も使えるようになります。


また小節の最後の音は、次の小節の音に近い音でつなげる事で、滑らかなベースラインになります。




【アナライズ】



より深く楽曲を理解する為には、アナライズをしましょう!


まずこの曲はkeyがCになるので、Cのメジャーダイアトニックコードを確認しておきましょう。

ローマ数字で相対化させておくと、他のkey(調)になった時もそのまま理解できるので

こちらも一緒に覚えてしまいましょう。



ブルースの場合は、トニックの機能を持った少し特殊なセブンスコードなので、メジャーダイアトニックのIとIVの代用になっていると考えて下さい。

その他のダイアトニックコードに当てはまるのものも埋めていきます。


  • II-Vは解決に導く頻出コード進行なので、ワンセットとして捉えカッコで囲みます。
  • ドミナントモーションは矢印を書いて解決している事を表しましょう。


アナライズをする事で、各コードで使用可能なスケール(アベイラブル・スケール)が判断でき

曲の流れを確認できますので、より発展的なベースラインやソロを弾く上で必須理論となってきます。



【オススメの演奏】



《Oscar Peterson - C Jam Blues》


《Gerald Albright - C Jam Blues》

バンドの編成が変わる事で、曲の雰囲気も大分変わりますね!


ベース講師 Basske




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ベース

ベースの一覧。【音楽理論】1.音程や度数を使った数え方 - 音楽理論の本を読んでいると、必ず出てくる言葉だと思います。これが分からないと内容もあまり理解出来ないので覚えてしまいましょう!ブログでの解説にも頻繁に使用します。音程とは?音から音への距離を音程(おんてい)と言い、音程では度(ど)という単位を使って表します。基本的な音程の呼び方と、音程の種類を見ていきましょう。度数の数え方音程を数字と度を使って表すことを度数(どすう)と言います。ここでは分かりやすいように、ドの音(3弦3フレット)を基準に考えていきましょう!元になる音から、1度・2度・3度というように数えていきます。また同じドの音でも、0度ではなく、ここからを1度として数えていきます。数え方は単純に音階(この場合はメジャースケール)をイメージして数えていきましょう。ドが基準となると、ドレミファソラシドとなります。それぞれの音がドから何番目の音かを数えていきます。例えばドからミは3番目の音なので、3度。ドからシは7番目の音なので、7度。また音程にもこのような種類があります単音程1オクターブ内の音程ドが基準になると、ドレミファソラシド、1度から8度となります。複音程1オクターブ以上の音程ドが基準になると、ドレミファソラシド以降の音、8度以降の音となります。また複音程の場合は、1オクターブ3度といったように単音程と組み合わせて書く場合もあります。ベースを使って度数を数えてみよう!ここでベースを使って簡単に数える方法を教えていきます!まずはドを基準に考えていきます。ここで指板上の3弦3フレット(ドの場所)をイメージして下さい。ドとそれぞれの音の位置関係はこのようになります。

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