ネックの反りに関して Part2

こんにちは、BTree Music ベース講師 ベースケ(Basske)です!



前回はメンテナンスの基礎となるネックの反りに関して解説しました。

まだ見ていない方はコチラ⬇️


今回はネックの反りに関して、前回解説した以外の状態を解説していきます。

少しマニアックな部分になりますが、リペアマンに


『君のネックは捻れているみたいだね。』


なんて言われた時に、なるほど捻れているのかと、少しドヤれるように覚えておきましょう。


ネックの反りは単純な順反り、逆反りだけではなく、もっと複雑な反りが存在します。

まずは何故ネックの反りは様々な状態が起きてしまうか、原因を解説します。




そもそもベースの弦は


1弦側と4弦側でテンション(弦の張る強さ)が違います。




意外にも初めて知った方も多いのではないでしょうか。

各弦によってテンションのバラツキがあるので、ネックの反りにもバラツキが生じやすいという事です。


参考までに、ダダリオの弦のテンションを見てみましょう。


1弦0,045インチの太さで20,65キログラム
2弦0,065インチの太さで21,93キログラム
3弦0,080インチの太さで18,17キログラム
4弦0,100インチの太さで15,74キログラム


このゲージだと2弦が一番テンション(張力)が強いんですね。

つまり1弦側の方が、順反りになりやすい傾向と言えます。


気になる方は、弦のパッケージの裏側を見てみてください。メーカーによってはテンションが記載されているものもあります。




またこういったテンションが一定の方がバランスが良いという事で、そこを焦点に開発された弦もあります。

各弦のテンションがほぼ均一で、バランスが良く弾きやすいという弦です。

ネックには非常に良さそうですね。


ただ私は弾き心地や音はあまり好きではありませんでした(笑)。

これは個人の好みがあるので、理にかなっていても結局は好き嫌いで、譲れない物があっても良いです。





その他にも、温度や湿度の変化によって、木材が収縮する事によりネックが反ります。

日本には四季があり、梅雨もありますので、環境の変化が激しいためネックの反りが起こりやすいのです。


そうして生じたネックのクセが、長年かかって安定してしまうと、ネックが動きづらくなり非常に調整がしづらくなってしまいます。

出来れば湿度調整がされた部屋に保管する事が望ましいですが、なかなか難しいので、こまめに調整をする事が大切です。


最低季節の変わり目毎に調整をしましょう!






変なクセが定着する前に調整してしまえば、長く良い状態で使い続ける事が出来ます。
楽器は使ってナンボですから、厳重に保管するより弾いて上げた方が良いです。神経質になりすぎないのがポイントです。

ただし



エアコンの直風はさけ、直射日光が当たるところでの保管は絶対にやめましょう!






皆様の楽器、愛着を持って長年使いたいという方が多いと思います。

その為にも今楽器がどのような状態かを確認して起くことが大切です。



次回はネックの反りのその他の状態の続きを解説します。



分からない所、ご質問がありましたら、お気軽にコメントやお問い合わせを下さいませ。

BTree Music ベース講師 ベースケ(Basske)


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ベース

ベースの一覧。【音楽理論】1.音程や度数を使った数え方 - 音楽理論の本を読んでいると、必ず出てくる言葉だと思います。これが分からないと内容もあまり理解出来ないので覚えてしまいましょう!ブログでの解説にも頻繁に使用します。音程とは?音から音への距離を音程(おんてい)と言い、音程では度(ど)という単位を使って表します。基本的な音程の呼び方と、音程の種類を見ていきましょう。度数の数え方音程を数字と度を使って表すことを度数(どすう)と言います。ここでは分かりやすいように、ドの音(3弦3フレット)を基準に考えていきましょう!元になる音から、1度・2度・3度というように数えていきます。また同じドの音でも、0度ではなく、ここからを1度として数えていきます。数え方は単純に音階(この場合はメジャースケール)をイメージして数えていきましょう。ドが基準となると、ドレミファソラシドとなります。それぞれの音がドから何番目の音かを数えていきます。例えばドからミは3番目の音なので、3度。ドからシは7番目の音なので、7度。また音程にもこのような種類があります単音程1オクターブ内の音程ドが基準になると、ドレミファソラシド、1度から8度となります。複音程1オクターブ以上の音程ドが基準になると、ドレミファソラシド以降の音、8度以降の音となります。また複音程の場合は、1オクターブ3度といったように単音程と組み合わせて書く場合もあります。ベースを使って度数を数えてみよう!ここでベースを使って簡単に数える方法を教えていきます!まずはドを基準に考えていきます。ここで指板上の3弦3フレット(ドの場所)をイメージして下さい。ドとそれぞれの音の位置関係はこのようになります。

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